多趣味のすすめ

誰でも何か一つは趣味と言えるものがあると思いますが、複数の趣味を持つ人は少ないのではないでしょうか。

 

幼少期から感じていることですが、多趣味であることより一つのことに専念することが重要であるという考えが多数ではないかと思います。実際、最近まで私も一つのことに専念した方が楽しいのではないかと考えていました。しかし、興味を持つことを覚えるとそもそも趣味が一つでは我慢が出来なくなります。

 

なぜ専念するコトが大事であると、教育されたのでしょうか。それは中途半端に取り組むと本質的な楽しみに到達する前に飽きてしまう、という人が大半であるという考えがあるのではないのでしょうか。確かに途中で飽きてしまう人がいる以上、それも正しいような気がします。

 

しかし、途中で飽きてしまうほどのことを続けても本気では取り組めないのではないでしょうか。そんな趣味であるのなら、最初から夢中になれるものを探して、次から次へ変えていくべきです。

 

私が多趣味がいいと感じるようになった理由に飽きた時に替えがきくということがあります。どんなに熱中していても今日は違うことをしたいという日もあります。そんな時にすぐに切り替えて熱中できるものがあると無気力な時間を過ごさずに済みます。

 

また一つに専念しないと上達しないといった考えも多いですが、本当でしょうか。スポーツが趣味であるならば、たくさんの競技を経験すると運動神経が良くなると言われています。本を読む趣味と運動する趣味は簡単に両立できます。楽器を弾くにはある程度の体力が必要であり、運動により筋力をまかなうことができます。

 

何より多趣味であることにより、コミュニティが広がります。コミュニケーション能力が重視される世の中ではこの上ないメリットです。

 

頭を柔軟に使って、限りある人生を全力で楽しんでみるのもいいかと思います。